中山誠二氏講演会「縄文の森と植物栽培」

土器の圧痕からわかる縄文人の植物栽培が注目される中、中山誠二氏(山梨県埋蔵文化財センター所長)による講演会「縄文の森と植物栽培」(主催:山梨県考古学協会)が2月18日(土)にが山梨学院大学で開催された。講演は、1.縄文時代の生業と縄文農耕論 2.縄文の森と資源利用 3.縄文時代の栽培植物 4.ダイズの栽培化 など2時間かけての充実した内容。縄文中期、中部高地に農耕が存在したとする藤森栄一の農耕論と実証できなかった点などを紹介しながら、2000年に入って新しい手法によってこの研究が新展開を見せてきたことを説明。最新の土器を製作するときに入り込んだ種子の圧痕や軟エックス線によって縄文時代の栽培植物があったかを調べる研究とともに野生植物と栽培植物の違いなどもスライドを交えながら解説し、最後に縄文人の自然への観察力とその利用を具体的に図説で示し、一万年以上続いた縄文文化のすばらしさを聴衆に伝えて締めくくった。

縄文の森と植物栽培

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