メディアの変化と若年縄文ファン層のアクティビティ

*当ページは、縄文ファイル229号掲載のWEBライターによるメタ考古学の
連動ページです。

第5回今もなぜ縄文?

「縄文ファイル229号」に書いたように土偶や土器の縄文の造形に魅せられる若年縄文ファン層のアクティビティはそれまでになかった特徴をもつ。1.地域おこしと必ずしも結びつかない 2.活動団体グループにこだわらない 3.活動場所が公共の講演会場や遺跡と限らない…などなどである。

このような若者層を意識しての縄文関連企画の博物館などでの展示に影響を与えている。

下記の「土偶雛」は、2月に開催された加曽利貝塚のPRのための千葉市生涯学習センターでの展示だが好評だった。土偶の胴体の上に顔を載せて、面白い写真を撮るコーナーなども設け、遺跡の説明パネルとともに楽しめる展示のコーナーを以前より増やしてきている。

遺跡での企画も、数年前、小牧野遺跡で行われた女性誌のモデルと一緒に遺跡で面白い写真を撮って、インスタグラムで投稿するなどというものなどもでてきた。

インターネットの特性を存分に利用したプロジェクトの企画としては、この他、(縄文時代でなく、旧石器時代であるが)国立科学博物館の「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」がある。航海に詳しい各分野のスペシャリストスタッフと当時の舟を再現し、実際に航海するというプロジェクトだが、(詳細記事は、当サイトのこちらのページ参照)これほどの大がかりなプロジェクトをクラウドファンディングで実現させた。

実際に航海前にも市民と一緒に葦舟を博物館の一室でつくるなど市民を巻き込んだ企画で、その航海の様子はテレビでも放映され、これまでにない新しい手法で話題づくりをして成功した例だと思う。

 

土偶雛縄文トリック写真館

 

2016-03-16 14.08.51

市民も参加して舟を製作するという航海実験前のプレイベントでのプロジェクトリーダー・海部陽介氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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