九十九里の縄文景色

このページは縄文ファイル227号掲載WEBライターによるメタ考古学エッセイ
の連動ページです。

第3回

今回「縄文ファイル277号」(発行:NPO法人三内丸山縄文発信の会)に書いたウミガメのお墓について、もう少し詳しく紹介しよう。海神からの遣いとされる海亀が誤って網にかかって死んでしまった場合にたてられるという墓石の写真があるので、掲載する。

これは銚子の川口神社内にあるものである。千葉県の銚子から一宮にかけて長く砂浜が広がる九十九里エリアは、海とともに暮らしがあったので、こんな風習があったのだろう。この話を初めて聞いた時、わたしは感動した。送りの儀式をしたであろう縄文人の精神性が脈々と受け継がれている気がしたからだ。

この風習は、一世代前の話なのだが、海への自然への祈りの気持ちは浜での初詣の多さに私は感じることができるような気もする。朝日を拝するために遠方から浜にやってきて、水平線から今か今かと夜明け前から浜でたかれる火にあたりながら待ちわび、拝するのである。いよいよ昇り始めるとわーっと歓声があがる。地元の老婆だと拍手をうっていたりする。祈りの精神性は、今も私たちの奥ふかくに潜んでいるのではなかろうか。

ウミガメの墓

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