3万年前の航海徹底再現プロジェクト

「日本人はどこから来たのか?」(発行:文芸春秋)で話題の国立科学博物館人類史研究グループ長・海部陽介氏。本日、同氏が率いる「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」の緊急企画「古代舟製作実演」が国立科学博物館で開催されるというので見学してみた。この緊急プロジェクトは昨日(3月15日)、本日(3月16日)にわたって、一般の人々と一緒に古代舟をつくるというもの。写真のようにビニールシートの上で製作を実演し、完成した後は自由に乗って写真もOKという楽しい企画だ。

海部氏はアジアへのホモ・サピエンスの拡散について、欧米の定説に疑問を抱き、再検討。各地の遺跡やDNAなどの研究から新たな新説を一般向けに書き下ろし、その実証研究のひとつとして、このプロジェクトを4月より開始予定。現在、クラウドファンディングで台湾から予那国島への公開をおこなう寄付を集めている。

同氏によれば、人類の日本列島への進出は対馬、沖縄、北海道の3ルートがあり、そのうちの沖縄ルートについては台湾から黒潮を横断し、100キロを超える航海が必要だったという。今回のこのプロジェクトはその公開を検証するもので、チームには航海に詳しい研究者やエキスパートたちが名を連ねる。

本日は、プレス発表会もかねたイベントだったので、海部氏にプチインタビュー。プロジェクトの一番の狙いについてうかがうと、「航海がどんなにたいへんだったかを体感し、その途中を見ていただいて、みなさんと一緒に考えていくというところにあります」

同プロジェクトはクラウドファンディングで実現されることでも注目が集まっている。支援金は4月12日まで募集。プロジェクトの詳細は下記URLまで。

https://readyfor.jp/projects/koukai

2016-03-16 14.08.51

*写真は完成した本日、古代舟の前に立つ海部陽介氏

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